伊賀発格闘技イベントIGAの課題について

前回12/1にIGA.10が開催されるとお伝えさせていただきましたが、このIGAにおいて改善しなくてはいけない点がありまして、そのことについて今日は書いてみようと思います。

その唯一であり最大の問題点は
エントリーされた選手が結構頻繁に直前キャンセルをする
という事案です。

当然のことながら病気や怪我でやむをえずということは、この競技の性質上仕方ない部分で、過去に何度もそのようなことはございましたが、それは問題と考えていはいません。

しかしながらもう一つの理由でキャンセルをする方もいらっしゃるのです。それが
試合が怖くなってきたからキャンセルする
というパターンです。

大会エントリー時には非常にやる気があったりするのですが、いざ対戦相手が決まるとキャンセルしたり、大会が近くなるとキャンセルしたり、というケースを何度も目にしてきました。

一度でも試合に臨んだ方なら分かると思いますが、試合が近くなると怖くて怖くて仕方なくなるものです。そこを乗り越えてリングに上がる選手への敬意として『Intense Grit Action強い勇気ある行動)』の頭文字でIGAと命名したのですが、乗り越えられない方が少なからずいらっしゃいます。

気持ちは非常に分かりますし、主催者としてはこのイベントで利益を得ているわけではありませんので、特段不利益はなく、怖くなったらぜひ隠れていて下さいとお伝えしたいのですが、残された対戦相手の方に多大なご迷惑をお掛けしてしまうのです。

しかしながら主催者としてこれまである程度このような行動を許容しておりました。それは少しでも試合への障壁を少なくし、多くの方に格闘技の醍醐味を感じて頂ける場所にしたかったからです。

とにかく選手ファーストで考え、他の格闘技大会とは違い、主催者が選手に直接相談しながらマッチメイク調整をしますし、煽り∨まで作ることもあります。そこまで手厚く対応してもエントリー費は1000円です。相場の十分の一くらいでしょうか。当然のことながら利益などありません。

それでも日々練習に励んでいる選手をどんなレベルであれ輝かせたい、その想いだけで続けてきました。多くの方のお力添えも頂戴してきました。このように皆さんの想いを知って知らずか、不義理な対応をされる選手が後を絶ちません。むしろ多くなってきています。

10回大会を目前にして、逃げてしまう選手を引き上げるよりも、試合に向けてしっかり練習をしてきたのに直前で飛ばされてしまう選手を守らないといけないと考えまして、次回大会よりエントリー方法を以下のように変更いたします。

  1. エントリー費 2500円
  2. エントリー費支払い後にマッチメイク(これまで当日支払いにしていたためよりキャンセルしやすい状態でした)
  3. 自己都合のキャンセルの場合返金はしない

このような方向性で新たなIGAを作っていこうと思っております。何卒ご了承頂ければ幸いでございます。